第8章

黄驍が千金をかばってケガをし、また麗珍がたびたび腹痛を訴えたことで、千金は自分が98年に居続けると周りの人を傷つけるのではと思い詰める。そして未来に起こる出来事をノートに書き記し、それを海明に渡して去る決意を固める。すると鄭潮生が現れ、自分は彼女が未来人であることに気づいており、力になりたいと言う。そこで千金は黄驍を諦めさせるため、彼と別れ鄭潮生と付き合うことにしたという芝居をする。
一方、海明にノートを見せられた黄驍は事情を知って千金を捜し回り、まさに池に飛び込もうとしている千金を見つけた。２人は別れの言葉を交わし、千金は池に飛び込んで消えた。
千金が目を覚ますと2024年に戻っており、母はバレエ団の団長、父は上場会社の社長になっていた。安心したのもつかの間、黄驍が99年に死んだと聞かされる。町をさまよう千金の目に、黄驍と自分が写っている写真が飛び込んできた。写真館の店主にその写真を売ってくれるよう言うと、店主は黄驍から預かったというカメラを千金に渡す。