第3章

千金がビジネス手法を伝授した際に受け取った顧問料を元手に、海明は「漱芳斎」を開店させることができた。あるとき店に鄭潮生が現れ、従業員として働くことになる。そこへ思い詰めた表情の麗珍がやってきて、千金に「彼を好きか」と問う。「彼」とは海明だが、千金は黄驍のことだと勘違いし、両親のために策を講じる。海明をディスコへ連れ出し、これ見よがしに黄驍と踊ってみせたのだ。腹を立てた麗珍は海明に「あんな人より私と付き合って」と告白する。
海明が麗珍を迎えに行った先の文化宮で、「漱芳斎」のワンタンによる食中毒疑惑が持ち上がるが、黄驍のアドバイスと鄭潮生の迅速な調査でワンタンが原因ではないとわかり、騒ぎは収束する。黄驍と海明が酒んでいると、先日「漱芳斎」をゆすろうとしたチンピラ２人組がやってきて、またもや黄驍に撃退されるが、黄驍はその際左腕に切り傷を負う。千金はそれが謎の男の傷に似ていることに気づき、黄驍への疑念を深める。