第4章

千金は、父親が1998年の中秋節に拉致された母親を救うためケガをしたという話を思い出す。翌日の中秋節、千金は海明と共に麗珍を迎えに行き、２人を一緒に帰して一安心。ところが、先日店に来たチンピラ達に千金が拉致されてしまう。異変に気づいた黄驍と鄭潮生は千金を救い出した。
黄驍は千金に、千金だけが好きだと告白する。千金は彼の腕の傷を見て以来まだ疑ってはいたが、自分と海明の仲を誤解している麗珍のため、１週間だけ黄驍と恋人同士を演じることにする。そんな中、市場へデートに出かけた千金は思いもよらず黄驍とキスをしてしまい、心が揺らぐ。
海明は麗珍の家から帰ると、「一生結婚できない」と千金にぼやく。学歴や職などの面で釣り合わないと麗珍の両親から反対されたからだ。失意の海明はワンタン店で働く鄭潮生からマルチ商法の会社に誘導され、麗珍との結婚のために高みを目指すことを決意したこともあって、すっかり洗脳されてしまう。