第1章

スーパーブラッドムーンが現れる夜は、願い事がかなうという。夫婦ゲンカの末に家を出た母を引き留めようと追う途中、なぜか1998年にワープしてしまった李千金。千金の願いは円満な家族関係を取り戻すことであり、その願いをかなえるべく過去の世界に導かれたようだ。1998年の世界には若き日の父がおり、頼る当てがなかった千金は、父の家に縁戚という形で住むことになる。当時の父は桃花鎮のリーダー的存在の黄驍から借金をしていた。母が働いていたという文化宮を訪ねると、当時の母がバレエを教えている姿を目にする。そこで黄驍が母に金時計を贈ろうとしているのを目撃する千金。その時計は、母が出ていく際に千金に与えようとした時計かと思ったが、印象だけで黄驍が母を連れ去った謎の男とは断定できないと諦める。ダンスコンテストで母のダンスに陶酔する千金と父、そこへ現れる黄驍。謎の男の腕にあった傷跡が黄驍にあるかどうかを確かめようと、千金はダンスバトルを挑む。