第11話 最後のクリスマス

第11話 最後のクリスマス

2004年
日本
46分
300ポイント
瞳(篠原涼子)は仕事中もついにやけてしまう。何しろ恋人のいるクリスマスは久しぶりなのだ。いくら真吾(坂口憲二)でもクリスマスまでマリア(松坂慶子)と過ごすとは言わないはず。麻衣子(矢沢心)からもそのことを心配されるが、瞳は冗談混じりに受け流した。
一方、真吾も恭介(金子貴俊)からどちらと過ごすのかと同じことを聞かれ、圭(水川あさみ)からは「3人はダメ」とクギを刺されていた。圭も予定があるらしく、クリスマスは稽古を早めに切り上げてくれるらしい。それでもイブの夜を1人きりで過ごすマリアのことを考えると、真吾はじっと考え込んでしまった。
そのマリアは浮かない表情の紀子(上村香子)のグチに付き合っていた。楽しい思い出にふけるマリアだったが、紀子の「息子と2人で過ごせるのは最後かも」という一言が現実に引き戻した。真吾が瞳と結婚したらもうクリスマスを一緒に迎えることはない。漠然と覚悟していたとはいえ、マリアは憂鬱になった。
一方、瞳の浮かれ気分は高まるばかりだったが、突然マリアから呼び出された。瞳が不審げに待ち合わせ場所の喫茶店にやってくると、マリアはいきなり「クリスマス、真吾と2人で過ごさせて欲しい」と切り出した。断るつもりだったのに、気がついたら瞳は頷いていた。あんなに必死なマリアに嫌だとはとても言えない。とはいえクリスマスを1人で過ごすのはもっと嫌だ。あきれ返る麻衣子の前で瞳は力なく崩れた・・・。
スタッフ
脚本岡田惠和
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