第9話 息子より犬

第9話 息子より犬

2004年
日本
46分
300ポイント
真吾(坂口憲二)は間もなく29歳の誕生日。しかし連日合宿さながらの稽古続きで浮かれてはいられない。マリア(松坂慶子)は庄二(蛍原徹)に手伝わせて、ちらし寿司と豚汁を作り、陣中見舞いに駆けつけた。真吾はじめ劇団員は、思わぬ差し入れに大喜び。ところがタイミング悪く、瞳(篠原涼子)も麻衣子(矢沢心)に手伝わせて作った、ちらし寿司と豚汁を持って現れた。内心焦る真吾にかまわず、劇団員たちは瞳の料理は味がしないと言い、マリアのおいしい料理ばかり食べていく。
後味が悪いマリアは、胸の内を旧友の紀子(上村香子)に打ち明けると「最後は息子は離れていく」と諦め口調で嘆じた。今は犬に愛情を注いでいるという紀子は、自分が旅行に出かけている間、愛犬をマリアに預かって欲しいと頼んだ。
一方、悔しくて仕方がない瞳は、真吾からの電話には「全然気にしていない」と平静を装ったが、麻衣子には「絶対おいしいって言わせてやる」と誓っていた。
マリアにも電話をかけた真吾は、紀子の犬を預かったことを知る。そして、マリアの依頼で弁当を持って来た庄二から、マリアが寂しいから犬を飼おうと考えているという話を聞いた。
瞳はやっと自信作のちらし寿司と豚汁を完成させた。今度は劇団員たちもホメてくれた。ところが瞳がホッとしたのも束の間、今日子(西丸優子)から聞き捨てならないことを耳にした。圭(水川あさみ)が真吾の元カノだったと口を滑らせてしまったのだ。圭は「一週間だけで何もなかった」と釈明してくれたが、浮かない表情の瞳。
そして真吾の誕生日がやってきた・・・。
スタッフ
脚本岡田惠和
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