第11話 良薬、主夫に苦し

第11話 良薬、主夫に苦し

2004年
日本
46分
300ポイント
和之(阿部 寛)が退社前に手がけたCMが権威ある広告賞に輝いた。授賞パーティーにはCM業界の有力者たちが集まった。旧知の吉川専務も声をかけてくれ、どうやら再就職の道も開けそうだ。とはいえ正式に決まるまでは主夫業にかかりきり。今日は注射嫌いの理絵(安藤咲良)に予防接種を受けさせなければならない。美紀(篠原涼子)からは「大嫌いなんだから心してよ」とクギを刺されたこともあって、和之は理絵に遊びにいくと偽って病院に連れこむつもりだった。だが、当の理絵は気づいていた。一緒にいく亮太(吉川史樹)は優介(宮迫博之)から口止めされていたが、理絵から迫られてあっさり白状してしまったのだ。 スイーツクラブは和之の受賞の話題でもちきり。真理江(川島なお美)まで普段とは別人のように持ち上げた。ところが優介だけは浮かない表情。和之の再就職が決まれば主夫仲間がいなくなる。だから笙子(中島知子)に、もうパート辞めようかなと言ってしまった。「一人じゃつまんないし…」「ホントにそれだけ? 山村さんは賞取ったのに自分はこれでいいのかって思ってるんじゃないの?」 「パパの嘘つき!」。診察室に連れてこられた理絵はふてくされていた。「頑張れ、偉いぞ、もうちょっとだ!」。注射の痛みに耐える理絵を和之は、いつしか大声で励ましていた。「…お父さん、お静かに」。和之は医者にたしなめられた。
スタッフ
脚本尾崎将也
脚本旺季志ずか
※著作権の都合上、地上波放送とは一部内容が異なる場合があります。あらかじめご了承の上お楽しみ下さい。
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