第2話 主夫一日で成らず

第2話 主夫一日で成らず

2004年
日本
46分
300ポイント
 和之(阿部寛)の『専業主夫』の初日は、波乱のスタートとなった。 大慌てでゴミを出してキッチンに戻ると、愛娘の理絵(安藤咲良)が髪飾りのリボンを持ってきた。「ねえ、やって!」。戸惑っていると、幼稚園の送迎バスの時間に遅れそうになった。理絵を抱えて、懸命に走る和之…。息せき切ってバスに追いついたと思ったら、降りてきた担任の冴子(滝沢沙織)が首をかしげた。「あの、ここじゃないんですけど…」。走りすぎて、一つ手前の停留所まで遠回りしてしまった。 次の停留所につくと、優介(宮迫博之)が息子の亮太(吉川史樹)を連れて、近所の主婦たちと立っていた。「なんだ、ここか」。和之がバスから降りると、真理江(川島なお美)が声をかけてきた。「専業主夫をなさるんですって?」。「次の仕事が決まるまでの、骨休めです」。「骨休め…」和之のその軽率な一言が、真理江をカチンとさせたことに優介は気づいた。「主婦業、バカにした態度でいいんですかね。岩崎さんににらまれても知らないから。」全然反省していない様子の和之に、優介がさらに「困ったことがあれば、いつでも言ってください」と声をかけたのに「お気持ちだけいただきます」とすげない返事。さすがに優介もムッときた。 帰宅すると和之はまずリビングに掃除機をかけはじめた。ところが宅配便の認め印を見つけるのに一苦労。金庫から、桐の箱を取り出して、高級な実印を持ってきた。次は洗濯にとり (省略)
スタッフ
脚本尾崎将也
脚本旺季志ずか
※著作権の都合上、地上波放送とは一部内容が異なる場合があります。あらかじめご了承の上お楽しみ下さい。
(C)関西テレビ/MMJ