あんのこと

あんのこと

2023年 日本 PG12
未曾有の事態が、私たちの社会を根底から揺さぶっていた2020年春。ひと気の途絶えた東京の路上で、1人の女性が命を断った。薬物から更生し、自分の人生を始めようと誓った矢先。パンデミックに行く手を阻まれ、力が尽きた。彼女の目には、一体どんな景色が映っていたのか。何を求め、何と戦い、どこに向かおうとしていたのか。
本作『あんのこと』は、実際にあった事件に基づいている。発端となったのは、1本の新聞記事だ。それを読んだ入江悠監督が「自分は絶対これを描かなければ」と直感。担当記者への取材で得た事実ととことん向き合って脚本を紡いだ。そして、ときに悩み、逡巡しつつも彼女の魂に寄り添い、その姿をスクリーンに焼き付けた。

祈りと鎮魂を込めた、ヒットメーカー入江悠監督の新境地
これまで『22年目の告白―私が殺人犯です―』(17年)、『ギャングース』(18年)、『AI崩壊』(20年)、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(23年)など幅広いジャンルの作品を手掛けてきた入江悠監督。間口の広いエンタテインメント性と社会の底辺で生きる「屈せざる人々」への温かい視線は、衝撃のデビュー作『SR サイタマノラッパー』(2008年)から変わらない。そんな日本映画のトップランナーが本作では演出のアプローチを一新。既存の方法論は思い切って捨て、ダイナミックな物語性より主人公の感情──生きようとする切実な意志がいかに育まれ、どう揺らいでいったかにあえてフォーカスを絞った。ドキュメンタリー的な強度も備えて、「見えない存在」を可視化する静かな視線。新境地とも言える本作には、コロナ禍で亡くなった監督自身の友人への、鎮魂と祈りも重ねられている。

●次世代の日本映画を担う若き才能が「彼女の人生を生き直す」
主人公の杏を演じるのは河合優実。2019年のデビュー以来、あまたの映画賞に輝いてきた若手の最注目俳優だ。本作のシナリオと出会った河合は「彼女の人生を、自分が生き直す」と決意。モデルの女性を知る関係者から何度も話を聞き、その生い立ちや暮らしに思いを巡らせた。そして、監督が「河合さんでなければこの映画は撮れなかった」と述懐したほどの圧倒的リアリティーで、杏の苦しみと喜びを完璧に体現してみせた。
エピソード全1話
作品紹介
未曾有の事態が、私たちの社会を根底から揺さぶっていた2020年春。ひと気の途絶えた東京の路上で、1人の女性が命を断った。薬物から更生し、自分の人生を始めようと誓った矢先。パンデミックに行く手を阻まれ、力が尽きた。彼女の目には、一体どんな景色が映っていたのか。何を求め、何と戦い、どこに向かおうとしていたのか。
本作『あんのこと』は、実際にあった事件に基づいている。発端となったのは、1本の新聞記事だ。それを読んだ入江悠監督が「自分は絶対これを描かなければ」と直感。担当記者への取材で得た事実ととことん向き合って脚本を紡いだ。そして、ときに悩み、逡巡しつつも彼女の魂に寄り添い、その姿をスクリーンに焼き付けた。

祈りと鎮魂を込めた、ヒットメーカー入江悠監督の新境地
これまで『22年目の告白―私が殺人犯です―』(17年)、『ギャングース』(18年)、『AI崩壊』(20年)、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』(23年)など幅広いジャンルの作品を手掛けてきた入江悠監督。間口の広いエンタテインメント性と社会の底辺で生きる「屈せざる人々」への温かい視線は、衝撃のデビュー作『SR サイタマノラッパー』(2008年)から変わらない。そんな日本映画のトップランナーが本作では演出のアプローチを一新。既存の方法論は思い切って捨て、ダイナミックな物語性より主人公の感情──生きようとする切実な意志がいかに育まれ、どう揺らいでいったかにあえてフォーカスを絞った。ドキュメンタリー的な強度も備えて、「見えない存在」を可視化する静かな視線。新境地とも言える本作には、コロナ禍で亡くなった監督自身の友人への、鎮魂と祈りも重ねられている。

●次世代の日本映画を担う若き才能が「彼女の人生を生き直す」
主人公の杏を演じるのは河合優実。2019年のデビュー以来、あまたの映画賞に輝いてきた若手の最注目俳優だ。本作のシナリオと出会った河合は「彼女の人生を、自分が生き直す」と決意。モデルの女性を知る関係者から何度も話を聞き、その生い立ちや暮らしに思いを巡らせた。そして、監督が「河合さんでなければこの映画は撮れなかった」と述懐したほどの圧倒的リアリティーで、杏の苦しみと喜びを完璧に体現してみせた。
キャスト
香川杏: 河合優実
多々羅保: 佐藤二朗
桐野達樹: 稲垣吾郎
香川春海: 河井青葉
香川恵美子: 広岡由里子
三隅紗良: 早見あかり
再生対応デバイス:
スマートフォン・タブレット・PC
サービス提供:
株式会社ビデオマーケット
© 2023『あんのこと』製作委員会