第１２話

【昨日、当テレビ局のスタジオで、高校3年生の沢渡春香（須藤茉麻）さんが遺体で発見されました。】つらい気持ちを押し殺し、沢渡夏花（高橋愛）は、妹・春香の死亡のニュースを伝えた。
スタジオの照明の下敷きになって死んだと思われた春香の死因は、窒息死だった。「呪」という血文字が大きく書かれた紙が小さく折り畳まれ、春香の喉に詰まっていたのだ。誰がどうやってこんなものを喉に入れたのか想像すらできず、捜査も打ち切りとなった。
春香の荷物の中に神山鏡子（寺下怜見）が持っていた人形を見つけた夏花は、鏡子のことを調べ始める。すると、母親の借金を肩代わりし、父親に内緒でキャバクラ勤めを始めたこと、さらに1年前に自殺していたということが判り、鏡子を追い詰めたのは自分だと夏花はショックを受ける。夏花が謝罪の意を胸に、鏡子が自殺をした雑木林を訪れ一心に手を合わせていると・・・。