プレイ・ダーティー

「プレイ･ダーティー」はシェーン･ブラック監督が贈る、ハードなアクション･スリラー作品。リチャード･スタークによる傑作小説を原作とし、古典的な強盗物語の中にワイルドで新鮮な展開が織り込まれている。アカデミー賞にノミネートされた経歴を持つマーク･ウォールバーグ演じる、カリスマ性あふれるミステリアスなアンチヒーローのパーカー。同じくアカデミー賞ノミネート俳優のラキース･スタンフィールド演じる、頭の切れる詐欺師グロフィールド。彼らを始めとした魅力的な登場人物の数々が、最後まで予測不能な物語を展開する。腕利きの強盗パーカーが綿密に練り上げ、実行に移された強盗計画。しかしそれは、裏切り者のゼン（ローサ･サラザール）の手によって、参加していた仲間たちが全員殺されるという最悪の結末を迎えてしまう。カネを取り返してケジメをつけるべく、彼女の行方を追うパーカー。彼はついにゼンを追い詰めるも、カネは既に使い切ったと聞かされる。代わりに持ちかけられたのは、国連本部に保管された歴史的な価値を持つ宝石や遺物の数々を盗み出すという、あまりにも無謀で壮大な計画だった。参加を決めたパーカーはグロフィールドの他にも、ひと癖あるものの腕は確かな強盗仲間たちを呼び寄せる。美術品専門の泥棒であるエド（キーガン=マイケル･キー）と妻のブレンダ（クレア･ラヴァリング）、そして向こう見ずな運転手スタン（チャイ･ハンセン）。そんな彼らと共に計画を進めるパーカーは、因縁深い宿敵でありニューヨークに根を張る犯罪組織のリーダーでもあるロジーニ（トニー･シャルーブ）と対峙することとなる。パーカーとロジーニは互いに策略を巡らせ、追いつ追われつの攻防を繰り広げるのであった。最終決戦までノンストップで駆け抜けるアクション満載の本作。昔かたぎで常識の通用しない“一触即発の男”パーカーが、クリスマスを祝う街でド派手に大暴れする。脚本はシェーン･ブラック、チャールズ･モンドリー、アンソニー･バガロッツィ。他にもチュクーディ･イウジ、ナット･ウルフ、トーマス･ジェーンが出演。