第８話　母子を捨てた父との再会【字】

ミックスの終わりを予感させるような異変が起き、幹太（伊野尾慧）となつめ（伊原六花）が不安に駆られるなか、突然、なつめの父・吾郎（デビット伊東）が幹太を訪ねてくる。なつめが幼い頃、家族を残して家を出た吾郎は、娘の死を知り、最後まで何もしてあげられなかったことを後悔しているという。幹太は親子の再会をお膳立てすることに。
ところが、何十年かぶりに現れた父親に激怒するなつめは、気まずさゆえ、酒を飲んで寝たふりをしている吾郎に辛辣な言葉を浴びせる。なつめの記憶にあるのはストレスから酒に逃げる父の姿で、そのうえ理由も聞かされないまま捨てられたのは、あまりにつらい現実だった。しかし幹太は、なつめの言葉が本心ではないと分かっていた—。
一方なつめは、頬を膨らませるクセは、吾郎が由来だったことを思い出し…。