Station10：芦原橋駅　「私が魚になる前に踊って」

車椅子の少女・桃（井頭愛海）は芦原橋駅に降り立った。兄・蒼太に会い、あることを自分の口から伝えるために…。蒼太のアパートの前で、桃は黄川田（松本利夫）というガラの悪そうな男に出会う。ぶっきらぼうながらも不器用な優しさをみせる黄川田から、「蒼太は後で戻ってくる」と聞いた桃は黄川田と一緒に過ごすことに。幼いころに病気にかかり走ったり踊ったりした記憶がないという桃。魚のように自由になりたいと願う少女と交流するうち、ある後悔を抱える黄川田は“大事なこと”に気づく。それぞれが、それぞれを想う…。心に染みる優しいストーリー。